2011年3月11日


Android端末用ソフトウェアアップデート・システムを発表

― Android 端末アプリケーションソフトウェアで懸念される安全性の問題解消手段 ―

クワンティ株式会社(代表取締役社長:寺澤陽一郎)は、Android端末用のソフトウェア アップデート システムを 開発しました。「Qloc Engine for Android」[クロック エンジン フォー アンドロイド]は、スマートフォンなど通信機能を持つすべてのAndroid端末で利用可能で、最大の特徴はAndroidマーケットなどオープンなアップロード/ダウンロードサイトを介さずにアプリの更新が可能となることです。組込みソフトや独自アプリの更新ツールとして、まずは、デバイスメーカーや法人向けサービス事業者にシステムを提供します。

同システムは、同社のLinuxサーバ向けパッチ自動適用ツール「Qloc Engine」[クロック エンジン]をAndroid端末 に対応したもので、新たにAndroid端末市場のニーズを取り込んで開発されました。システムの仕組みは、Linux版と同様の特許技術を用いたもので、安全性と利便性に優れています。

「Qloc Engine for Android」とセンター側「マザー」の組み合わせにより、同システムの運用者は「Qloc Engine for Android」が導入されライセンスがアクティベートされた対象のAndroid端末に、「マザー」を介して意図するアプリを安全に配布することが可能となります。「Qloc Engine for Android」が導入されているAndroid端末の利用者はアプリの安全性に不安を感じることなく、簡単な操作または全自動で「マザー」からアプリをアップデートまたはイ ンストールすることができます。「マザー」側でのアプリの配布に必要な作業は、配布するアプリを所定のサイトにアップロードして配布を有効にするボタンをクリックするだけの簡単な操作。配布アプリを格納する所定のサイトにアクセス制限をかけることができるので、配布するアプリの流出も抑えられます。

今回開発した「Qloc Engine for Android」は、Android OS のバージョン 2.1以降に対応しています。今後は、UNDO機能のサポート及び、アプリだけではなくAndroid OS部分のアップデート機能をサポートし、更に安全性と利便性の向上を図る予定です。

システム提供価格は、システム使用許諾の月額形式で、最少基本構成ソフトウェアを月額10万円程度で、デバ イスメーカーや販売代理店を通して法人向けに提供を開始し、将来はサービス提供企業と連携して、より多くの Android端末利用者向けに、安全なアプリの追加とアップデートを行なうクラウド型サービスを提供したいと考え ています。

【Android版ソフトウェアアップデートツール提供の背景】

携帯情報端末向けに開発されたAndroidは、オープンソースであり自由度が高く、操作性や利便性の良さから、 スマートフォンやタブレット、携帯電話を始め様々な情報端末で用いられるようになりました。今後もコンシューマ向け機器のみならず、企業のビジネスコミュニケーション端末としても利用が広がると考えられています。
しかし、利便性と実用性、自由度が高い反面、情報漏えいや不正アクセスなど情報セキュリティ面での脅威も高まりつつもあります。電話番号を抜き取るアプリや位置情報を抜き取るアプリ、アドレス帳を抜き取るなど、 Android端末向けアプリケーションにセキュリティ上の危険性が存在します。
独立行政法人情報処理推進機構セキュリティセンター(IPA/ISEC) からも2011年1月21日、「一部のスマートフォンやタブレット型端末で使用されているAndroid OSを標的とした、新たなウイルスが確認されています。このウイルスは、Android OSで初のボット型ウイルスであり、悪意のある者が、ウイルスに感染した端末を制御する(乗っ取る)ことができる可能性を持った、危険性の高いものです。」という注意勧告と共に対策としてAndroid マーケットの利用を推奨していますが、米国のセキュリティ企業の調査によると、Androidマーケットで提供されている約4万8000本のアプリケーションを調べた結果、サードパーティーアプリから個人情報や機密情報にアクセスできるものが20%に上ったとの報告もあります。
このような懸念と脅威を回避するため、誰もがアップロード/ダウンロード可能で悪意のあるアプリの入り込む余地のある流通システムを用いることなく、安全かつ利便性にすぐれ運用が容易なシステムの必要性が高まっています。
同社では、Linuxサーバ向けに既に導入実績のある「Qloc Enigne」とセンター側「マザー」の一連のシステムが正に問題解決する仕組みであると考え、Qloc EngineのAndroid対応を進めると共に、Android端末利用に必要とされる機能を付加し、センター側「マザー」にも改良を加えました。この新システムツールを利用することにより、 Android端末ユーザは、システム運用者が保障する検証済みアプリを入手することができ、ソフトウェア配布者は、安全なアプリの追加、更新を可能にすることにとどまらず、独自アプリの意図しない流出も抑えることができます。

Linux 版Qloc Engine は、パッチ自動適用ツールとして約6年前に発表後、バージョンアップを繰り返し、大手デ ータセンターのLinuxサーバで延べ5万台以上の利用実績があります。最大の特徴はパッチ適用後のUNDO/ロ ールバックが可能、デフォルト設定を利用した簡単運用からハイスキル技術者の詳細設定まで対応しています。また、2011年3月中にRHEL6への対応を予定しています。

「Qloc Engine for Android」及びLinux版「Qloc Engine」の仕組みは、「情報処理、ソフトウェア更新システム、ソフトウェア更新方法及びそのプログラム」として、日本、中国、ロシア、印度で特許権が成立、または、他複数国に出願済です


ホームページ :http://www.qwanty.com/
連絡先 :office@qwanty.com


以上
Qwanty、Qlocは、Qwanty Corporationの商標です。LinuxはLinus Torvalds氏の商標または登録商標です。その他の社名、製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標。
 

クワンティ株式会社について
Linuxサーバとインターネットのセキュリティについて「誰もが安全に使い易く」をテーマに産学協同研究開発し、研究成果を還元するモデルが大阪市都市型産業支援プログラムに認定され2000年8月に大阪市にて設立。2004年東京都中央区銀座に本社移転。パッチ(修正プログラム)の検知と適用機能を持つQloc Engineを中心に展開、国内大手IDC事業者、全国の企業・小中高等学校・地方公共団体・病院等多数の実績を持つ。

 
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